| 科目番号 | 01ZZ601 | 
| 授業科目名(和文) | 化学物質の安全衛生管理 | 
| 授業科目名(英文) | Safety and health for chemists | 
| 授業形態 | 講義と演習 | 
| 標準履修年次 | 1-5 | 
| 開設学期 | 春AB | 
| 曜時限/開講日 | 火曜 3時限 | 
| 教室 | 1H201 | 
| 単位数 | 1 | 
| 担当教員 | 
教員名佐藤 智生、石塚 智也、志賀 拓也、菱田 真史、藤田 健志 
所属数理物質系 
教務担当数理物質科学研究科 
主実施組織数理物質科学研究科 | 
| TF?TA | 
TA 
TF | 
| オフィスアワー等 | 
オフィスアワーオフィスアワー及び連絡先は授業時に知らせます 
研究室 
電話番号 
E-mail | 
| 教育目標との関連 | 「基礎から応用までの広範な研究能力を備えた人材の養成を目指す」に関連する | 
| 授業の到達目標 | 化学物質の有用性と表裏を成す危険性?有害性を理解し、化学物質を安全に取り扱うための知識?技術を習得する。将来、化学物質が関わる作業を行う際に遭遇すると思われる安全衛生上の問題に対して、実践的な解決能力を身につける。
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| 授業概要 | 化学物質の危険性と有害性を詳しく解説するとともに、化学物質の生産、使用、廃棄時における環境安全衛生管理に関する基礎的及び専門的知識と技術を解説する。この講義を通して、化学物質に関わる研究や仕事をする場合に適切に行動できる人材の育成を目指す。 | 
| Kdb |  | 
| キーワード | 化学物質,危険性,有害性,廃棄物 | 
| 授業計画 | 第1週. イントロダクション:本講義の概要を述べるとともに、化学物質による事故の防止手法について様々な実例を挙げながら解説する。
 第2週.化学物質関連法:化学物質を取り扱う者は、事前に、化学物質を規制する法規を理解しておくことが重要である。現在、水質汚濁防止法、大気汚染防止法などの化学物質等に起因する公害の防止法規、実験室等の作業場所の環境管理のための各種の安全衛生法規、毒物?劇物取締法から最近のPRTR法などの様々な化学物質関連法規がある。これらの法規の概要について解説する。
 
 第3週.化学物質の管理:危険物、高圧ガス、低温寒剤などを含む化学物質を使用する際の管理方法を解説する。実験系廃棄物の管理?処理に関しても様々な実例や注意点を挙げながら詳しく述べる。
 
 第4,5週.化学物質の有害性:我々の身の回りには種々の化学物質が存在する。その中で特に人体に有害となる物質の人体への侵入経路およびそれらの有害性を化学に基づいて説明する。更に、化学関連分野の学生諸君が将来大学や職場で使用する可能性のある化学物質の有害性を解説する。
 
 第6,7週.化学物質の危険性:化学物質に潜む危険性について理解し、安全に実験を行う方法について学ぶことを目的とする。取り扱い注意の化学物質として特に過酸化物、発火性物質、爆発物、混合危険物などから、実験室に身近にある化合物を中心に化学物質の性質と適切な使用方法などを講義する。また実際に起こった事故例を取り上げ、状況、原因および対策などを解説する。
 
 第8週.化学物質による健康障害の防止:化学物質による健康障害、特に慢性中毒を防止する方法について具体的に解説する。
 
 第9週.化学物質の危険性?有害性の調査法:我々は、自ら取り扱う危険?有害化学物質に関する情報を知る必要がある。そこで本講義では化学物質の危険性?有害性に関する情報を簡便に入手する方法として、GHSとSDSを紹介し解説する。
 
 第10週.演習?化学物質の安全衛生管理:これまでの講義で解説した化学物質の危険性と有害性の認識を深め、化学物質による健康障害を臨機応変に防止する為の演習を行う。
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| 履修条件 | 将来化学物質を取扱う可能性のある者および化学物質の危険性?有害性とその回避法に関心のある者。 | 
| 成績評価方法 | 授業中に行う小テスト(64%)と演習(31%)、授業参加の意欲(5%)により、総合的に評価する。なお、第10回目の演習を含む2/3以上の出席が必須。 | 
| 教材?参考文献?配布資料 | 講義資料は授業中に配布する。 | 
| 授業外における学習方法 | 講義内容の復習を十分に行うこと。化学物質の関わる事象に関心を持つこと。
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| その他 |  | 
| 開講情報 |  | 
| 備考 |  | 
| シラバス英語 |  |